060から始まる電話番号が話題になっているのを聞いたことがあるかもしれません。
電話番号は時代とともに変わってきました。
最初は090こそが携帯電話番号というイメージでしたが、現在では080や070といった電話番号も当たり前に使われています。
060には、あまり馴染みがないかもしれませんが、今後はこれが当たり前に使われるような時代がやってくるかもしれません。
今回はそんな060電話番号について説明していきます。
また、これらだけではなく、030や050といった番号についても解説していきますので、今後の予備知識として確認してみるのも良いでしょう。
電話番号の歴史は、身近なようで知らないことも多いので、なかなか面白いものがあります。
これらの知識を知っておけば、どこかのタイミングで、その知識が役立ってくれることがあるかもしれませんので、覚えておいて損はないでしょう。

このような数字は、あまり見慣れないものです。
それもそのはずで、携帯電話の電話番号は、090や080が圧倒的に多くなります。
また、最近の場合は070もちらほら見受けられるようになりました。
そして、060電話番号なのですが、これらの番号との違いは何なのでしょうか。
このような電話番号がささやかれているのには簡単な理由があって、それは単純に電話番号がなくなるからです。
090や080といった電話番号は、現状でほとんど空きがないような状況になります。
だからこそ、070電話番号がスタートしたわけで、こちらも空きがそろそろなくなるのではという状況です。
そのため、こういった電話番号を一般に提供するような準備にすでに入っているのです。

060から始まる電話番号はあまり見慣れません。
しかし、この番号が使われたことがないというわけでもないのです。
過去には、FMCというものに使われたことがありますが、FMCという機種はかなり知名度が低い機種になっています。
知名度が低いこともあって、ほとんど電話番号が割り当てられることがなかったので、再利用が検討されているというわけです。
また、FMCという機種が、固定電話と携帯電話の特性を合わせたようなものになっています。
しかし、すでに時代はスマホ全盛期になっていますので、FMCがこれから伸びていくことはあり得ないというわけです。
このこともあり、足りない分を補うために使うということになりました。

090からどんどん電話番号が不足していることがわかったかと思いますが、いずれ060についても尽きるときがくるでしょう。
その際に次は050と思うかもしれませんが、050という電話番号はすでに使われています。
050は、各ケーブルテレビ会社などが提供しているIP電話に割り当てられています。
これについては現在も健在で、まだまだIP電話を利用している人が増えているのです。
むしろ、固定電話よりもIP電話を利用する家庭のほうが増えている可能性もあります。

携帯電話の番号にはいろいろなものがあることがわかりました。
しかし、それ以外にも電話番号はあって、020や030が該当します。
まず020で始まる電話番号は、ポケベルの電話番号になっています。
ポケベルと言われても、今の若い世代はわからないかと思いますが、ポケベルは今となっては当たり前にあるスマホのメール機能のさらに簡易的なものです。
メールのように長文を打つことはできず、数文字程度の簡単なメッセージを打って、相手に伝えるものです。
SNSのツイッターよりも文字制限が厳しいのがポケベルなので、今の世代からすると考えられないような存在になります。
しかし、当時は大変便利ということでかなりブームになった商品で、若者やビジネスマンを中心に、多くの人が所持していたのです。
続いて、030ですが、こちらはかつて電話番号が10桁だったときに使われていたものになります。
携帯電話は、以前は11桁ではなく、10桁だったのです。
また、040もその時代に使われていたものになります。
現在は電話番号を取り巻く環境がずいぶん変わってきたので、この2つについては未使用になっているのです。
そこで、今後060が枯渇するようなことがあれば、この2つの番号に新しいものを割り当てるという計画もあります。
ただし、現在、020電話番号を14桁に増やす計画も進んでいて、こうなってくると割り当てられる電話番号が飛躍的に多くなります。
そのため、現在のところ030や040を使用するほど急を要する状況ではないことがわかるのです。

今後は5G時代が本格的に到来すると言われていますが、この5Gと携帯電話番号は大きな関係があります。
それが、5Gが到来することによって、これまでと比べ物にならないくらい電話番号が必要になる可能性があることがわかったのです。
その理由がIoT機器の増加になります。
これまでに比べて、IoT機器を活用して、さまざまなものがネットワークに繋がることになるのです。
その中には、自動車はもちろん、家電製品など、まだまだ小さなものに付けられるかもしれません。
このように膨大な数のIoT機器が使われるようになります。
そのため、急遽こういった機器に割り当てられるような対策を採り始めたのです。

060電話番号についてわかったのではないでしょうか。
060が使われるようになるまでにはいろいろな経緯があって、最初は090が携帯電話の番号でした。
また、桁も11桁ではなく、10桁のものが使われていたのです。
その時代には、090だけではなく、010やさまざまなものが使われていました。
時代は進み、携帯電話番号は11桁になり、それでも090が枯渇し始めたので、080に代わり、070へと到達したのです。
そして、今後は060が主流という時代がやってくるでしょう。
070電話番号の枯渇はすでに避けられない状況になっていますので、060への移行がほぼ確実なのです。

 

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